ジョブズと働いたアップルの社員が新しいアメリカのランドリーをつくる

1アメリカ・ミルウォーキーの「MarathonLaundry」(マラソン・ランドリー)は、シカゴを拠点とする民間投資グループから、約274万ドル(約2億8千万円)の資金を確保しました。

グレン・リード氏によって開発されたマラソン・ランドリーは、洗濯機と乾燥機を組み合わせた洗濯乾燥機を開発したスタートアップ企業です。

同社の洗濯乾燥機は2,499ドル(約26万円)で、スマートフォンアプリと連携していて、遠隔操作、監視が可能です。

アメリカでは、まだ洗濯と乾燥一体型の洗濯乾燥機は普及しておらず、大抵は洗濯機と乾燥機を並べて設置しています。

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日本と違い、外干しの文化もないので、洗濯機がある家庭には乾燥機は必需品なため、リード氏の開発した、画期的な洗濯乾燥機は多くの注目を集めています。

リード氏によると、この資金は、2021年の第1四半期の製品販売と新規雇用、マーケティングにあてられる予定だそうです。

製品の組み立ては、21,500平方フィート(約2000㎡)に拡大したという、元アメリカンラジエーター社の建物であるウェストセント・ポール・アベニューにある同社のミルウォーキー施設で行われます。

ジョブズと働いた後、スタートアップを起業

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マラソン・ランドリー創設者でありCEOであるリード氏は、アップルの元ソフトエンジニアとして、スティーブ・ジョブズ氏と共に活躍した経歴を持ちます。

1980年代後半、アップルを退職し、ジョブズ氏が新しく設立したコンピューター会社NeXTに勤務しました。

1991年にはNeXTを離れ、新たなるベンチャー企業RightBrain Softwareを設立し、NeXTのシステム用のソフトウェアアプリケーションを構築しました。

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その後、アップルに戻ったジョブズ氏はNeXTを買収し、そのテクノロジーに精通したスタッフを集めるため、リード氏もアップルに採用されます。

アップル在籍時、リード氏はジョブズ氏と協力し、iPhotoやiMovieなど多くの革新的な製品を開発し、多数の技術特許を保有しました。

アップル退職後は、優れた才能と経歴を生かし、様々なスタートアップ企業を設立し、現在も活躍を続けています。

参考サイト
Internet-connected, touch screen appliance company in Milwaukee raises $2.7M
marathonmachines HP
Startup tries to solve renewable energy storage problem

ジョブズと働いたアップルの社員が新しいアメリカのランドリーをつくる 2023-12-04T00:17:56+00:00 Electrolux Professional